ゼロからのスタートはコーチングが向いている

中国語学習において、「全くの初心者がいきなりコーチングを受けるのは早すぎるのでは?」と感じる方は少なくありません。実際に何人かの方からの相談も受けたことがあります。

ある程度基礎をやってからの方がいいのではないか。
まずは独学で様子を見た方がいいのではないか。

そう考えるのも自然だと思います。

ただ、実際には「ゼロからこそコーチングが向いている」という側面もかなり大きいです。

むしろ、スタート地点でどのように学び始めるかによって、その後の伸び方は大きく変わります。今回は、これから中国語を始めようと考えているゼロスタートの方を対象としたお話をしていこうと思います。

最大のメリットは発音

まず一つ目にして最大のメリットは、発音のとっかかりを間違えずに進められる点です。

中国語で最初に多くの人がつまずくのは、やはり発音です。
ピンイン、声調、口の形など、最初の理解が曖昧なまま進んでしまうと、後から修正するのにかなりの時間がかかります。

独学でももちろん習得は可能ですが、「なんとなくそれっぽい」で進んでしまうケースが多いのも事実です。

最初の段階で正しい方向性を押さえておくことで、その後の学習効率は大きく変わります。

別の記事でも書きましたが、発音に関しては独学で進めるのをおススメしていません。なぜなら、日本語にない発音や声調などの概念があるため、自分でそうだと思ってやっていても発音がズレてしまうことが本当に多いです。これは、私自身も通ってきた道ですし、実際にコーチングをしていてもほとんどの人がそうでした。

きちんと中国語が分かる第三者にチェックしてもらいながら進めることは、学習の初期において物凄く大切なことです。

よく日本人の英語って、他の外国人と比べて発音がイマイチ、というか日本人特有の発音になっていると言われています。これは英語学習の初期の段階であんまり発音矯正されずに学習を進めてしまったからです。最近の学校ではそうでもないかもですが、私の世代の英語教育は少なくともそうでした。そのまま固定されてしまった英語の発音から、今更ネイティブっぽい発音に変えましょうと言われたらどうですか?この修正にとても苦労するのは目に見えています。

理想のスタートダッシュをかけられる

二つ目は、短時間で一気にブーストをかけられる点です。

ゼロからのスタートは、伸び幅が最も大きい時期でもあります。
このタイミングで適切な指導を受けることで、いわゆるスタートダッシュをしっかり決めることができます。

これから中国語を学ぼうとする人にとって、いったい何から始めれればいいのだろうか?と悩む人はとても多いです。英語学習などから推測して漠然とこうすればという方向性は分かったとしても、具体的に何をすれば?と陥ってしまいがちです。

また、実際に学習をスタートしても「発音はこれであっているのだろうか」「この進め方で効果があるのだろうか」と自問自答しながら進めていくのと、迷いなくつき進めていける状態を比べてみてもスタートダッシュに影響する部分は思いのほか多いものです。

最初の数週間〜数ヶ月の質は、想像以上に重要で、その後の学習状況や成長曲線にも影響が出てきます。

ここでは、心理学の「アンカー(アンカリング)」という考え方も関係してきます。

アンカーとは、最初に与えられた情報や基準が、その後の判断や行動に強く影響を与え続けるという心理現象です。
一度基準が設定されると、人はそれを無意識に「当たり前」として扱うようになります。

これは語学学習にもかなり当てはまります。

学習を始めたばかりの頃の習慣や、勉強の進め方、1日の学習時間などは、そのままアンカーとして固定されやすいです。
そして、そのアンカーがその後の基準になります。

例えば、

・なんとなくの発音で進める
・学習時間がバラバラ
・効率の悪い順番で勉強する

こういった状態でスタートすると、それが「普通」になってしまい、後から修正するのが非常に難しくなります。

独学で始める場合、このアンカーの影響を強く受けやすいです。
一度できあがったやり方や感覚を変えるには、単に新しい知識を入れる以上のエネルギーが必要になります。

その点、最初からコーチングを入れることで、「正しいアンカー」を設定することができます。

発音の基準、学習の進め方、適切な負荷や学習時間。
これらを最初に整えておくことで、その後の学習が自然と良い方向に積み重なっていきます。

スタート時の小さな差が、後になって大きな差になる理由の一つは、このアンカーにあります。


中国語学習の壁は初期にあります

三つ目は、「つまずきポイントを先回りして潰せる」という点です。

中国語は、学習初期に難所が集中しています。
発音、声調、語順、そして聞き取り。

ここをどう乗り越えるかで、その後の学習のストレスが大きく変わります。

そして、本当に多くの学習者がこの初期の段階で「中国語は難しい」として諦めてしまっている現象が起きています。ここを独学で越えようとしていること自体、難しいことであるという見方もあります。

私も今だから色々思い返すと、当時は本当に苦労したのを覚えています。逆にここを越えてしまえば、あとは意外とスムーズなのですが、とにかく初期の壁を越えるのが大変でした。

コーチングでは、あらかじめ多くの学習者がつまずくポイントを前提に設計されているため、無駄な試行錯誤を減らすことができます。

一人では越えるのが難しい壁もコーチングを活用してその難度を下げることができます。

ゼロからなら非ネイティブがオススメ

少し余談ですが、ゼロからスタートする場合に関しては、「誰に教わるか」も重要です。

一般的に語学はネイティブに教わる方が良いと思われがちですが、初期段階に限って言えば、日本人に教わるメリットは非常に大きいです。

なぜなら、中国語をゼロから学んだ日本人は、「どこでつまずくか」「なぜ分からないのか」を具体的に理解しているからです。

ネイティブにとっては、物心ついたときには既に身についていた言葉であるため、本人たちが当たり前すぎて意識していない部分がたくさんあります。しかし、日本人学習者にとっては理解するのに苦労する部分でもあり、ネイティブ教師との意識のギャップが生まれ、それが大きな壁になります。

日本語に置き換えると良く分かります。例えば、日本語を勉強しようとする外国人はどういうところにつまづき、疑問を持つか分かりますか?以前台湾人に日本語を教えていた時に質問されたことがあります。

「鉛筆の数え方について、教えて下さい。単位は “本” で理解はするのですが、なぜ一本は “ポン” なのに、二本は “ホン” 、三本は “ボン”。どうして統一されていないのですか?何か法則や理由があるのですか?」

どう思いますか?そんなこと考えたことありましたか?

ネイティブだと色々当たり前すぎてもはや疑問にも持たないことが結構あります。そして理由を問われても良く分からなくて、「そんなこと良いから」「もう決まっているから」とつい答えてしまいがちです。 でも、学習者は疑問に思ってしまっているので、引っかかってしまいます。そこにギャップが生まれます。

非ネイティブの先生やコーチであれば、生徒と同じように悩み、疑問に思いながら学習をしてきた軌跡があります。筋道立てて説明できるのは、同じプロセスを経験した人間だからこそ筋道立てて説明ができるし、共感も出来るためギャップも生まれにくいです。

ゼロからコーチングしましょう

もちろん、すべての人にコーチングが必要というわけではありません。

それぞれに良いタイミングもありますし、逆にコーチングするのに適さない段階もあります。

ただ、「ゼロだからまだ早い」と考えているのであれば、それは必ずしも正しくありません。

むしろゼロだからこそ、最初の方向性を整える価値があります。

最初の一歩をどう踏み出すか。
ここが、その後の学習を大きく左右します

これから中国語をやってみたいな、と思う方はまずは是非コーチングでロケットスタートを切る選択肢を考えてみて下さい。そして少しでも興味があれば、カウンセリングを受けてみて下さい。実際にコーチングをするかしないかは、その後で判断しても遅くないです。

中国語を覚えてみたい、使ってみたい人を応援します!

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