囲碁や将棋、フィギアスケート、プロゲーマーなど幼いころに始めないと、大人になってからではもう遅いという世界は色々あります。語学についても時々若いころに始めなかったからという理由で身につかないという話をたまーに聞くことがあります。中国語についても、特に発音の難しさから、「もう若くないからやっぱり無理なのかも」と思ってしまう方はいるかも知れません。実をいうと、私も聞き取りに苦労したときは、「小さい時に始めていれば違ったかも」と思ったことは一度や二度ではありません。しかし、最初に結論を言っておきますと、中国語は何歳から始めても間に合います。40歳だろうが50歳だろうが、それこそ60歳からだって全然遅くないですよ!
年齢は関係ない。若くないからはただの幻想。
私自身、ちゃんと学習を始めたのは31歳の時でした。その時も語学は10代や20代前半で始めないと遅いみたいな噂(?)をどこかで聞いていた私は30過ぎで本当に間に合うんかいな、って思っていました。でも結果として、そこからでも中国語はマスターできましたし、別のブログでも紹介しましたが元上司は50歳で中国に来てあっという間に話せるようになりました。私の妻も私より遅く始めたので30代後半からですが日常会話も出来ますし、日本語話せない台湾人や中国人の友人とコミュニケーション取っています。始める年齢が何歳だろうと遅いなんてことは全くありませんでした。
ではなぜ若いころでないと遅いという話が出てくるのでしょうか。私が思うに、社会人になってから始めるとなると、なかなかまとまった時間が取れなくなるからじゃないでしょうか。学生時代だったら学問にあてる時間が単純に社会人よりも確保できます。比べて社会人は仕事の合間をぬって行うわけですから、まず物理的に不利です。頭の良しあし以前の話です。あと、勉強法についても私は問題があると思います。中国語を学ぶのに年齢は関係ないと言いましたが、学習脳のつくりに関して、実は年齢が関係あります。例えば筋肉の付き方については、やはり若いころの方が付きやすかったでしょうし、傷の治りも早かったはずです。脳についても、残念ながら純粋な記憶能力は、さすがに若いころの方が優れていると言わざるを得ません。ですが、ですがですよ、それはあくまで「純粋な」記憶能力の話です。なんの脈略もないことを覚える力は若い時と比べて劣りますが、反比例して年代が上がるにつれ経験や知識が増えてきます。それらの関連性と絡めて記憶する方法を「連想結合法」といいますが、年代が上がるにつれ、そういった関連記憶を利用して覚えることに特化していきます。つまり、年代が上がるにつれモノを覚えるプロセスが若い時と変わってくるのです。ここで重要なことを言います。若い時と同じような勉強法は年代が上がるにつれ合わなくなってきます。学生の頃にやっていたような勉強をやろうとしても辛いだけです。大人には大人の勉強法がちゃんとあります。それをしっかりと行えば、年齢に関係なく中国語をマスターすることが出来ます。
始めるなら、今すぐです
年齢は関係なく、いつ始めても遅くないといいました。でも、「いつかやろう」では永遠に始まりません。ダイエットは明日から、で始まらないのと同じです。ではいつやるのか、林修先生の決め台詞と同じで恐縮なのですが、まさにそうです。「今でしょ」です。何ごともそうですが、やらされることは身に付きません。いつだって自分で決めてやったことが自分の糧になるのです。よし始めよう!と決意した人は是非お声をかけて下さい。お手伝いします。
「いいね」や「シェア」お願いします!