火鍋は中国で一年中食べられている

日本も大分寒くなってきましたね。寒くなると、お鍋の季節って感じになって日本でも色々な鍋を食べていると思います。中国では鍋のことを「火锅(huǒguō)」といいますが、中国では冬とか夏とか関係なしに年中「火锅」が食べられますし、夏でも人気なんです。

私も家族に365日ずっと鍋でもいいと言っているくらい、火鍋は好きです。簡単に栄養がたくさん取れますし、何より美味しい。今回はそんな中国での火鍋を紹介しようと思います。

そもそも火鍋とは何か

鍋と言っても「火锅」は日本の鍋のように具材すべてを最初から入れて提供されるわけではなくて、どちらかと言うと「しゃぶしゃぶ」に近いイメージです。野菜・肉・練り物など、食べる際に放り込んで、数十秒~数分後に食べます。肉はしゃぶしゃぶと同じで大体数秒~数十秒で取り出します。

味の基礎となるお鍋のベース(锅底料)は、色々選べることが多く、火鍋のイメージである辛いスープ「麻辣」だけではなくて、キノコベース「菌汤」、牛骨ベース「牛骨汤」、海鮮ベース「海鲜汤」、トマトベース「番茄汤」など、色々選べます。上の写真のようにオシドリ鍋「鸳鸯锅」といって、鍋の真ん中が区切られていて2種類の鍋が楽しめる店も多いです。ちなみに写真は、辛いスープとキノコスープのセットです。

地域によって、色々特色が変わります。四川火鍋や重慶火鍋は、辛さと油がすごいことで有名ですね。中国で免疫なしに食べたら日本人はまずお腹がやられる料理です。次の日のお尻が痛いこと間違いなし。私は耐性あるので食べれますし、好きです。台湾なら石頭火鍋と言って、石鍋で作る火鍋がありますが、私はそれも好きです。他にも、酸菜魚鍋とか羊肉鍋とか、牛肉鍋とか挙げたらキリがありません。とにかくたくさんの種類があります。

つけダレを自分オリジナルで作れる

鍋のベースとは別に、日本のしゃぶしゃぶと同じでつけダレを用意します。ほとんどの店では、つけダレコーナー「自助调料区」で自分のオリジナルの味を作ることが出来ます。調味料はたくさんあって、慣れていないとどうしたらいいのか迷うこともあるかも知れません。良く置いてある代表的な調味料を挙げます。

  • ネギ「葱」
  • パクチー「香菜」
  • トウガラシ(刻み/粉)「辣椒(剁/粉)」
  • ゴマダレ「芝麻酱」
  • オイスターソース「蚝油」
  • 醤油「酱油」
  • 沙茶醤「沙茶酱」
  • ニンニク(刻み/ペースト)「大蒜(剁/泥)」
  • 香酢「香醋」

他にも色々あるかも知れませんが、大体こんな感じ。醤油は結構砂糖入りで甘い醤油である確率が多く、私は毎回確認してから入れていました。リストに書いてませんが、塩や砂糖も大体置いてありますね。ちなみにこの中で「沙茶醤」っていう調味料ありますが、ご存じですか?

日本ではあまり馴染みがありませんね。牛油とゴマやニンニク、海鮮の練り物などで構成された油に砂のように混ざった調味料です(こう書くと全然美味しそうじゃない…)。独特の風味があり、私は結構好きで入れるのですが、これを入れている日本人はあんまり見たことないです。美味しいのに。もし見かけたら是非トライしてみて下さい!

私が良くやるブレンドは、沙茶醤と醤油を1:2くらいで割ったものに、ネギとパクチーをたくさん入れます。鍋のベースが辛くなかったらトウガラシもいれますが、辛い鍋の場合はそっちがすでに辛いので入れません。気分でニンニクを入れたり入れなかったりします。お店によってはオススメのブレンドを紹介している場合もあります。

あと、大体果物はサービスで食べ放題です。スイカやメロンが定番ですね。トマトやキュウリもある場合が多く、果物と言うよりは生で食べられる食材が置いてあるイメージですね。あー、書いていたら食べたくなってきたな火鍋。

珍しい食材を紹介

火鍋に入れる食材は多種多様。あんまり決まったルールもないように思います。定番の肉さえあれば、各々の好みで好きな物を頼みます。せっかくなので、私が食べてきた食材の中で、日本ではあまりお目にかからないものをいくつか紹介します。写真と中国語名を先に書きますので、どんな食材か想像してみて下さい。どれも私は好きなものですので、こちらもどこかで見つけたら是非食べてみて下さい。

毛肚(máo dù)

毛の腹と書きますが、知らないと何なのか分かりませんね。これは牛の胃袋を薄く切ったものになります。調べたら第三胃とあるので、センマイですね。焼肉屋さんなら出会えるかも。中国ではこれを、さっと15秒くらいくぐらせてすぐに食べます。下茹で処理はされているので、本当にくぐらせるだけです。コリコリした触感が好きです。

鸭血(yā xuè)

カモの血と書きます。これは読んで字のごとし、カモの血を固めたものです。血を食べるって言うとちょっと抵抗あるかも知れませんが、全然生臭くもないですし、固めの豆腐のような触感で美味しいですよ。素材そのものに味はありませんが、その分クセもない印象です。辛い鍋の時はマストで入れます。血なので鉄分豊富で栄養価も高いのですよ。

乌鸡卷(wū jī juǎn)

えっと、日本語で何ていうのだろう?鶏肉を固めた肉の塊をハムのように薄くスライスしたしゃぶしゃぶ用の肉です。複数の鶏肉を固めており、烏骨鶏も一部入っていて黒い筋のように入っています。中国の火鍋用の肉はこのように、スライスして丸く巻いた状態で冷凍します。牛肉や羊肉、豚肉もこうやって巻かれます。お菓子のシガールみたいですね。薄くスライスされているので、数秒ほどしゃぶしゃぶすれば食べられます。鶏肉なんですけど、形が違うからか触感も違ってて美味しいです。

油豆皮(yóu dòu pí)

中国も台湾も豆腐は色々種類があって、老豆腐とか豆干とか、有名な臭豆腐などもありますね。火鍋では、この湯葉のような豆腐があります。私は日本での湯葉を逆に食べたことがないのですが、おそらく日本の湯葉よりも硬くてしっかりとした触感だと思います。豆なのでヘルシーです。私も好きですが、妻が特に好きです。

火鍋は中国の文化が入り込んでいる

珍しい食材として「豚の脳みそ」とかもありましたが、絵的にアレかなと思い止めました。興味ある人は「猪脑」で検索してみて下さい。そのまんまなので。白子みたいな感じで美味しいのですけどね。

そういった訳で、火鍋には中国ならではの色んな文化が詰まっています。中国人や台湾人は仲良くなりたい人とは火鍋を食べに行きます。ファーストフードと違い、火鍋は食事に1~2時間くらいかかりますので、ゆっくりおしゃべりしたり、同じ鍋をつついて親交を深めることができます。友人に中国人や台湾人いたら、「火鍋食べいこう!」って誘ってみて下さい。

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